2010年03月21日

同期の帰国

今更ですが、私はJOCVの20年度1次隊として派遣されています。
駒ヶ根の訓練所からは約220人の同期達が世界の途上国へ旅立っていきました。
毎年1次隊の中には、私のような一般の隊員の他に、現職教員の方達もいます。
彼らは身分を学校に残したまま、派遣のような形で参加しています。

通常JOCVの任期は任国に着いた日から2年ですが、彼ら現職教員は1年9ヶ月です。
というのも、日本の学校は4月から始まってしまい、その時期までには帰らなくてはいけない特殊な事情のためです。
そこで、来年度の学校に備え、明日(3/22)が現職教員の帰国、任期満了日となっています。
ここパプアニューギニアからも、1名の現職教員の方が今日帰国の途につきました。
駒ヶ根訓練所からの関係で、任地も隣同士、同じ理数科教師隊員だったIさん。本当にお疲れ様でした。

教育実習以外現場の経験のない私に、現場のことを本当にたくさん教えて頂きました。
毎回私がタブビルに行くたびに、学校のこと、パプアニューギニアのことなど朝3時くらいまで熱い議論を交わしましたね。
日本の教育現場を知っている現職教員が近くにいることは私にとって非常に幸福でした。
パプアから帰ってすぐ、4月から授業というのは信じられないくらい大変だと思います。
これからも変わらないIさんで頑張ってください。

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さて、そのIさんの任地タブビルでのフェアウェルパーティーの様子を紹介します。
最近は恒例にもなってきたタブビル高校の生徒によるダンスですが、今回もお願いしました。
それに加えて、Iさんの生徒達約40人も料理片手に駆けつけてくれました。

Farewell Party for Dr I 1.JPG Farewell Party for Dr I 4.JPG Farewell Party for Dr I 5.JPG

私たち日本人もピザ、おにぎり約120コを用意しました。
生徒達も、サンドイッチ、フライドライス、チキン、ケーキなどを持ってきてくれて、予想以上の盛大なパーティーになりました。

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先月出産を終え、2日前にフィリピンから帰ってきたばかりのミセス・エスペランザも参加してくれました。
赤ちゃんはビザが取れなかったので、後日旦那さんがフィリピンまで迎えに行くそうです。

パーティーの最後には生徒からサプライズで大きなケーキのプレゼントです。

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“Arigato for all the knowledge being imparted”「たくさんの知識を”ありがとう”」と書いてありました。

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明日は19年度4次隊が帰国し、私たち20年度1次隊が一番古い隊次になります。
すなわち、それはあと3ヶ月で帰国だということを意味します。
あまりパプアでやり残したということもありませんが、残り3ヶ月の”PNG生活”も楽しんで過ごしたいと思います。
posted by ゆく at 20:52| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月17日

パプア一の美女

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彼女は昨年のミスパプアに選ばれた、言わば「パプア一の美女」です。
美女かと言われると疑問が残りますが、パプアではちょっとした有名人です。
実は、彼女は国営テレビ「em TV」6時のニュースのアナウンサーなんです。
テレビを日常的に見ているパプア人は少ないですが、パプアに住んでいる人なら誰でも見たことはある人だと思います。

そんな彼女がどうして「パプア一の田舎」であるキウンガに来たかというと、本業とは全く関係ない保険会社の営業をしに来ました。
Kwik Insuranceという会社の顔として雇われているのでしょう。
その宣伝効果は抜群で、前日からミスパプアが来ると先生達は大騒ぎ。
授業中にもかかわらず、職員室には朝のブリーフィングよりもたくさんの先生が集まりました…とは言ってもパプア人は基本的にシャイなので、誰も話しかけられずに遠目に見ているだけです。

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生徒もノートにサインをもらったりしていましたが、よく見てみるとそんな生徒の方が美人かも…
そういえば先日の新聞に、彼女がパプア代表としてミス・パシフィックコンテストに出場し、惨敗だったと書いてありました。
posted by ゆく at 18:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

実験ノススメ

Ph Experiment 1.JPG

最近パプアの教育省では、やたらとNew OBE(Outcome Based Education)というものを押しています。
簡単に言うと、教師主体の授業から生徒主体の授業に移行していこうというもので、日本でもよく取り入れられている手法です。
そんなことよりもっと先にやることがあるだろうと言いたいところですが、始まってしまったものは仕方ありません。
みんな名前は知っていても、中身は全く知らないのが現実でした。
そこで、教育省からインスペクター2人が私の学校に来ることになりました。彼らの主な目的は、教員全員の授業の視察と評価、学校全体の監査です。

当然私の授業にも来るわけで、それなりにやっぱり準備ました。内容は摩擦の実験です。
タイムテーブルでは、彼らが来るのが5時間目だったので、それに合わせて新しい授業を作り、他のクラスで練習、ハンドアウトも用意、生徒にも事前に根回しして完璧な授業を完成させました。
ちょっと緊張しながら迎えた、昼休み後の5時間目。

そして彼らは現れませんでした…

いえ、正確には来たのですが、6時間目でした。彼らが来た頃には私の授業の醍醐味は全て終わり、ただ生徒が実験しているのを私は見ているだけでした。
何回も練習した自信のある授業だっただけに、ガッカリです…。PNGタイムを久しぶりに体感しました。これもパプアならではでしょうか。


さて、話は変わって最近の私の活動を紹介したいと思います。
振り返って「PNG生活」を見てみると、遊びに行った話ばっかりですね…
たまには普段の活動も載せないと変な誤解をされそうなので。
それっぽく単語英訳も付けてみました。こんな単語を使って授業しています。

Ph Experiment 2.JPG Ph Experiment 3.JPG

始めはインスペクターに見せる予定だった摩擦(Friction)の実験(Experiment)です。
木の上におもりを載せ、バネばかり(Spring Balance)で引っ張ったときの静止摩擦力(Static Frictional Force)と動摩擦力(Domestic Frictional Force)を測る実験です。
それぞれ100g〜1000gまで測定し、グラフに書いて提出です。基本的に細かい作業が苦手なパプア人には難しい実験だったようです。

Ph Experiment 4.JPG Ph Experiment 5.JPG Ph Experiment 6.JPG

次に、密度(Density)の実験です。
これはとてもシンプルで、生徒に外から石を一つずつ持ってこさせ、その質量(Mass)と体積(Volume)を測定。
密度の公式=質量/体積を使って自分の石の密度をもとめるというものです。

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これはフックの法則(Hooke’s Law)を確かめる実験です。
バネ(Spring)を固定し、100g〜1000gのおもりを付け、それぞれのバネののびを測定し、グラフが直線になることを確かめます。
グラフを提出させ、15点満点(Out of 15)で採点しました。

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水の温度(Water Temperature)の実験です。
沸騰した水(Boiling Water)に温度計(Thermometer)を入れ、最初は1分、途中から5分おきに温度を計測します。
同じく15点満点です。

最近やった実験はこんな所ですかね。ペットボトルロケットとアルコールロケットも任期が終わる前までに見せたいと思っています。
ま、こんな感じで楽しくやっています。

Ph Experiment 12.JPG

そうそう、この間一時帰国したときに持たされた「父親の書」を物理室に高々と掲げました。
「友愛」と書いてあるそうですが、よく生徒から何って書いてあるのと聞かれます。
その時はFriendshipだよと答えますが、合ってるのかな?
父さんありがとう。
posted by ゆく at 22:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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